FAQ 8 広報の活動計画書のつくり方は?

 この度、「IR・広報センター」の立ち上げを行うことになりました。私としては、新しい部署でもありますし、まずは活動計画書を作りその計画書にのっとって活動を広げていきたいと考えております。アドバイスいただけませんでしょうか? 書店に行っても、概論や総論みたいなものばかりで、大変むずかしく具体性がありません。

 ●ANSWER

 活動計画書をつくるところから始めるというのは、手堅いよい方法だと思います。
 IR・広報部署独自の計画を立てる前に、企業の戦略や方針、事業計画を再確認する必要があります。広報・IR戦略は、経営戦略に連動していなければならないからです。

経営理念

経営ビジョン

経営戦略(長中期計画・年度計画)

広報・IR戦略・計画

 その上で、経営陣がいま広報・IR部門に何を求めているのかを明確にし、目的を共有することからスタートすべきではないでしょうか。

 たとえば、商品の販売をサポートするパブリシティを強化したいと考えているのか、企業への信頼を醸成することを優先したいのか、あるいは株式公開をしたいのか、株価を上げたいのか・・・。

 同時に他の役員や幹部社員、あるいは一般社員が何を求めているかもインタビューして、その上で広報・IR独自の方針を固めるのがよいでしょう。

 トップは、自らのメディアへの露出を求めているが、直接販売に携わっている営業部員は企業への社会的信頼や信用を向上させてほしいと考えているかもしれません。それらを把握した上で、IR・広報としてバランスのとれた計画を立てることになります。

 広報・IRとして、中期的にどういう状態を実現するか、という中期的なビジョンを持つことはとても大切です。それができると、そのためにしなければならないこと(ミッション)が自ずから決まってきます。しかし、ビジョンはそう簡単に達成できません。1年目が終わった時点でどの程度実現させるか、2年目が終わった時点ではどこまで実現させるか、とステップを踏んで行くことになります。それが年度目標や年度計画です。