アメリカの虹は6色?

友人から『虹の色は七色ではない? 日本では七色だけど、世界では色数少ないと聞きました。教えてください!』とのメールが届きました。

虹は幼稚園の時から7色に描くと習ってきましたし、、、おそらく、日本人100人に尋ねても、まず『虹は七色』という答えが返ってくるに違いありません。

これは世界の常識!と思ってましたが、『日本の常識は世界の非常識!』なのでしょうか。

さっそく、我が家にホームステイしているイギリス人をつかまえて聞いてみますと、「イギリスでは、red, orange, yellow, green, blue, indigo, purpleの7色だよ」、と指を折りつつ自信たっぷりに答えてくれました。 我々日本人と同じ認識の7色であったことに、ちょっと安心。

ところが、アメリカ人の友人に聞いてみると、こんな答えが・・・

「虹の色が何色(なんしょく)かなんて考えたことなかった。多分アメリカでは決まってないと思う。色のグラデーションの中から、自分で好きな数だけ選べばいいんじゃない?」

やはり、国による違いはあるらしいのです。

調べてみると、どうやら「虹は7色」にこだわっているのは、イギリスと日本ほか、数カ国だけかもしれないのです。

実は虹を7色としたのは、かのアイザック・ニュートンでした。17世紀のことです。プリズムによって分散したひかりのうち、特に目立った色だけあげて、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の7色をスペクトルと名付けました。これらはアメリカの友人が言うように無数の異なった色の連続なのですが、ニュートンは音階のドレミファソラシに合わせて7つにしたとか。

アメリカではスペクトルの7色から藍色を抜いた6色が一般的に認識されている虹色で、Macの虹色のリンゴマークが代表的とのことです。気がつきませんでしたが、Macのリンゴの虹色を数えてみると本当に6色でした。なるほど〜。

他の国ではどうかというと、ロシアでは橙、黄、緑、青の4色から7色まで人それぞれ変ってくるらしく、アフリカなどでは3色とか2色のところもあるんだそうです。

でも、日本も昔は5色だったって知ってました?

中国では万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からできているという五行思想に基づいており、虹も当然のごとく5色でした。それに習って日本でもその昔、虹は5色だったのです。

明治時代に入り、海外の学校教育を見習うようになると、虹の色は7色と教えるようになりました。明治8年に出版された「小学色図解」の中で、富士越金之助という人が「太陽の色は七色」と書いたのが最初のようです。

いずれにしても、「七色の虹」は世界共通認識ではなかった、ということなのですね。