知ったかぶりは差別のもと


世の中には、多くの人とどこか異なる行動をしたり、理解の仕方をしたりする人が少なからず存在します。そういう人たちとは、「なんか変だよなあ」と思いながらつき合って行くわけですが、近頃は「あの人、ひょっとすると発達障害では?」と疑ってみたりもします。「自閉症スペクトラム(ASD)」とか、「アスペルガー症候群」とか、「ADHD」といった発達障害に関連する医学用語を目にする機会が増え、生半可な知識が知らず知らずのうちに頭に入ってしまっているからでしょう。
文春新書の「発達障害」(岩波明著)。昨年発売されるとベストセラーになって版を重ねています。先週この本を読んで、考えを改めました。「発達障害みたいな人がたくさんいるけど、本当の発達障害は少ない」というのが、素人なりにこの本から得た結論です。発達障害の診断基準は厳格で、それに近い行動をとる人が必ずしも発達障害であるとは限らないということが理解でしました。知ったかぶりは差別を生む要因となることを実感させられたのであります。

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